学校事務職員の仕事がAIに奪われる?実際どうなの?

今回は学校事務の未来について書きます。

何年か前から学校事務職員の仕事がAIに奪われる

なんてお話をたまに耳にします。

 

そう聞くと

学校事務職員になって未来はないかも…?

なんて思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

本当に学校事務職員の仕事はAIに奪われるのか?

以下のページでも

人工知能に仕事を奪われる職業100選〜働く必要がなくなる日も近い?〜

学校事務員はAIに仕事を奪われる職業13位にランクインしています。

 

実際に学校現場で働いている私の見解ですが

何百年語の話かな?

という感じです。

理由はいくつかあるのですが

1.都道府県と市町村の連携がバラバラ

まず一つ目の理由ですが、学校事務職員は都道府県採用の場合でも、基本的に市町村の学校に勤務するため

市町村の教育委員会のものでお仕事をするわけですが

都道府県のシステムと市町村教育委員会で使っているシステムが違うため

このデータこっちで見れないから送ってください。

なんて連絡はしょっちゅうあります。

 

 

公務員の特性なのかわかりませんが、役所は縦割り社会のため

都道府県は都道府県、市町村は市町村とくっきり区分けをしているので

都道府県と市町村のシステムを統合するというのは到底考えられないのです。

 

学校事務職員は都道府県のお仕事、市町村のお仕事、学校内での仕事などがあり、それらをAIで一括で管理しようとすると少なくとも都道府県内ですべて同じシステムを導入する必要があります。

 

そんなこと役所の人間が許可するのか?

そう思うと私は限りなく可能性は低いと見ています。

 

ちなみに教育委員会にも学校の予算管理をしている課と、人事などを担当している課で分かれているのですが、そこですら課同士でまともに連絡を取っていないのです。

これこの前別の課から同じ調査きてたけどなぁ…

なんてこともしばしば…

 

縦割り社会がここまで極端なところにAIのシステムを導入できるのか…?

人間が一番のAI導入の壁な気がします(笑)

2.学校が未だにローテクすぎる

2つ目の理由として、学校現場がローテクすぎるところです。

何十年前と比べると給料は振込式になり、パソコンも導入して仕事の能率がとても上がりました。

が、しかし学校自体は未だにローテクなものがたくさんあります。

 

学校現場だけでなく、学校と取引している業者も電話でしか注文を受け付けないというところがたくさんあります。

AIを導入すると消耗品の購入もAIが行うことになるわけですが、業者にどうやって注文するの?

 

学校の修繕箇所などもAIがどうやって見つけて業者に連絡を取るの?

学校全体に監視カメラでもつけるのか…?

いや、学校全体にAIを組み込めばいけるのかも。あの絶対無敵ライジンオーのように(笑)

 

と他にもいろいろありますが、主な理由はこんなものです。

学校はいろんなものと絡み合いすぎててAIが一元管理するには複雑すぎるというのが私の意見です。

でも実際に仕事をAIに奪われたらどうなる?

しかしそれでも結局AIに仕事を奪われたらどうなるのでしょうか?

公務員にクビになるの?

と思ってしまうかもしれませんが安心してください!

 

私の大先輩に聞いた話ですが

公務員はクビにならないので他の職場に異動するだけだそうです。

市町村の役場になるか、それとも都道府県の庁舎で勤務することになるかはわかりませんが

少なくともクビになることはありませんのでご安心ください!

コメント

  1. ワタナベ より:

    はじめてコメントさせて頂きます。
    現在、地方公務員(一般事務)をしている者です。出産育児を機に、学校事務職員の採用試験を受験しなおそうか迷っています。政令市学校事務職員の場合、残業せずに定時退庁できますか?仕事内容としては、複雑なものが多いですか?宜しくお願いします。