質問の回答その⑰学校事務の大変なところは?

こんにちは。

みなさんは激動の4月を乗り越えてそろそろ仕事が落ち着いてきた頃でしょうか?

私も最近は仕事が落ち着いてきて、毎日遅刻してくる子どもの対応に苦戦しています。

低学年で登校しぶりで遅刻してくる児童がいるので毎朝職員室前で児童をなだめ、手を繋いで教室まで送っている日々を送っています。

さて、今回はコメントの質問に答えていきます。

りょう さんより

コメント

初めまして、こんにちは!
突然のコメントご容赦ください。
十数年市役所に勤務しており、今年が年齢制限ぎりぎりということもあり、県の学校事務を受験しようか熟考中です。
仕事内容等は自身でも調べているのですが、学校事務で1番大変なことは強いて言えばどんな所でしょうか?あと市役所からの転職される方もいらっしゃるでしょうか?
色々質問してしまい申し訳ございません。
ご回答いただけると幸いです。

今回は、最近届いた「学校事務で1番大変なことは何?」、そして「市役所から学校事務に転職する人っているの?」という2つの質問に、お答えしようと思います。

学校事務の「リアルな舞台裏」をたっぷり詰め込んだので、これから目指す方や他業種からの転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

1. 学校事務で1番大変なこと:超マルチタスクを「ワンオペ」でこなすプレッシャー

結論から言うと、大変なポイントは人それぞれですが、私は「学校に関わるありとあらゆる事務業務を、ほぼ1人で担わなければならないこと(1人職)」だと感じています。

よく「公務員だし、市役所の仕事と似たようなものでしょ?」と言われることがありますが、中身はまったく違います。

  • 市役所の場合: 市民課、税務課、社会福祉課など、課ごとに業務がカッチリ分かれている。
  • 学校事務の場合: 以下のような多種多様な業務が、すべて1人に集約されている。
  • 職員向け: 住所変更、健康保険・年金の手続き、人事事務、子の出生に伴う手続きなど
  • 児童生徒・保護者向け: 就学援助の受付窓口、給食費や教材費の支払い・管理など
  • 学校運営向け: 備品・教材の購入、予算管理、施設管理など

市役所ならそれぞれの課に専門の職員が何人もいますが、学校ではこれらを「1人(または少人数)」でこなします。いわば、「1人で小さな市役所を運営している」ような状態です。

広く深い知識が求められる上に、「自分が休んだらこの業務が止まってしまう」というワンオペならではのプレッシャーが、学校事務の1番大変なところだと私は思っています。

2. 異動すると新人に逆戻り!?「自治体ごとのローカルルール」の壁

また、学校事務ならではの独特な苦労が「異動時の変化の大きさ」です。

市役所でも「課が変わると業務がガラッと変わり、1から覚えるのが大変」という話をよく聞きますよね。しかし、学校事務も負けていません。

学校事務は、勤務する地域(自治体)が変わるだけで、業務のやり方やシステム、ルールがガラッと変わります。

昨日まで当たり前にやっていた手続きが、隣の市に行くだけで全く通用しなくなる……なんて日常茶飯事。そのため、異動のたびに、まるで「新人に戻ったかのような錯覚」を覚えることすらあります。この環境の変化に1人で順応していくバイタリティも、隠れた大変なポイントです。

3. 市役所から学校事務への転職ってある?リアルな転職事情

「そんなに大変なら、市役所から学校事務に転職してくる人なんていないの?」と思いますよね。

実際、私の知る中では「市役所から学校事務へ転職した人」はまだ見たことがありません。

ですが、他業種からの「転職組」はめちゃくちゃたくさん活躍しています!私が実際に知っているだけでも、以下のような経歴の方が学校事務に飛び込んできています。

  • 教師(教員) から学校事務への転職
  • 警察官 から学校事務への転職
  • 民間の会社 から学校事務への転職

では、市役所からの転職はどうなのかというと、私は「めちゃくちゃアリ(むしろ大歓迎)!」だと思っています。

学校事務職員と市役所職員は、同じ「行政職」です。公務員特有の書類の扱い、予算の仕組み、法規の考え方などのベースが最初から身についている市役所出身の方は、学校事務にとって間違いなく即戦力になれる存在だからです。

4. 【重要】市役所から転職するなら「退職金の勤続年数」を必ず確認して!

もし、市役所から学校事務への転職(再受験など)を具体的に考えていらっしゃるなら、受験前に絶対に確認してほしい超重要ポイントがあります。

それが、「退職金の勤続年数を引き継げる(通算できる)かどうか」です。

公務員間の転職(自治体間の移動や、市から県への転職など)の場合、一定の条件(退職から次の採用までの期間など)を満たしていれば、前職の勤続年数をそのまま引き継げる可能性があります。

市役所でこれまで勤務されてきた十数年という時間とキャリアは、非常に大きな財産です。これをリセットして無駄にしてしまうのは本当にもったいないです!

引き継ぎ(通算)が可能かどうかは、自治体や採用の区分によってルールが異なります。そのため、「市役所で勤務した十数年を無駄にしないためにも、一度勤続期間が引き継げるかをしっかり確認した上で受験すること」を強くおすすめします。募集要項を確認したり、事前に受験先の担当部署へ問い合わせてみてくださいね。

5. 最後に:学校事務は「人と関わる」からこそ楽しい!

学校事務は「室内にこもって黙々とパソコンに向かう仕事」というイメージを持たれがちですが、実は思った以上に多くの人と関わります。

  • 毎日一緒に働く「教員(先生たち)」
  • 元気な子どもたちや「保護者のみなさん」
  • 学校を支えてくれる「近隣住民や外部の人間」
  • 教材や設備を納入してくれる「業者さん」

学校全体の「ハブ(中心)」になって、本当に多種多様な人とコミュニケーションを取りながら進める仕事です。

ワンオペ業務の手広さに最初は驚くかもしれませんが、市役所出身の方なら事務処理の基礎体力は十分です。あとは、周囲と円滑にやり取りができるコミュニケーション能力があれば、学校事務の仕事は間違いなく楽しいと思います!

大変なことも多い職種ですが、自分のサポートが学校や子どもたちの未来につながる、とてもやりがいのある仕事です。

今回の回答が、少しでもご参考になれば幸いです。応援していますので、ぜひ一歩を踏み出してみてくださいね!またいつでもコメントお待ちしています!

コメント