質問の回答その⑨/学校事務職員は高卒より専門学校卒や大卒の方が有利なの?

こんにちは。

4月になり私はすでにいっぱいいっぱい状態です(笑)

 

今回はコメントにて質問をいただいたのでこちらで回答させていただきます。

自分で質問を募集といいながら年度末年度初めで仕事がたくさんあって余裕がありお返事がなかなかできずごめんなさい…

 

おもち さんより

はじめまして。最近進路に悩んでいたところ学校事務のお仕事を見つけてこのブログに辿り着きました。
公務員ということですが、高卒よりは専門学校や大学には行っておいた方がいいということはあるのでしょうか?

おもちさんご質問ありがとうございます。

今回の質問の要点は以下のとおりですね。

  • 学校事務職員は高卒より専門学校卒や大卒のほうが有利なの?

学校事務職員は高卒より専門学校卒や大卒のほうが有利なの?

学校事務職員は多くの自治体で応募資格が高卒以上となっていると思います。

でも募集要項の給料表を見ると高卒と大卒では違う給料が載っている場合がありますね。

そうなると

専門学校や大学を卒業したほうが有利なのでは…?

と思うのはもっともだと思います。

よく一般的にも高卒と大卒では生涯賃金に大きな差があると言われていますよね。

学校事務職員でもなぜ高卒と大卒ではスタートの給料が違うのか?という理由ですが、大卒には学歴加算というものが給料を決めるときに加算されているからです。

最初の給料、いわゆる初任給を決めるときには高卒から採用までの歴を見て、それぞれの歴について給料に加算をしていくわけです。

ざっくりいうと学校事務職員が毎年度4月にある定期昇給を100%とした場合、大学や専門学校に行っていた期間の加算率は100%、学校事務とは無関係の仕事をしていた期間は60%、無職の期間は30%というような感じです。

大学は基本的に4年間なので4年間の加算率は高卒で学校事務職をしていた4年間と同じというわけですね。(正確には微妙に差は出るみたいですが)

そのため、給料面において学歴という点だけで見るとあまり大した差はありません。

 

次にスキルの面で専門や大卒のほうが有利なのか?と言われると微妙です。

その学校で何を学んでいるかにもよると思いますが学校事務でやるようなことを学校で教えているのか疑問だからです。

エクセルやワードの使い方を徹底的に教えてくれるような学校であればある程度スタートダッシュはできるのかもしれませんが個人的には高卒でも大卒でも一緒かなという印象です。

某大学のように学校事務に特化している学科に通っていた場合は別の話になるとは思いますが…

 

実際に学校事務職員の中には私含め高卒で学校事務職員になった人はたくさんいてみなさん仕事ができる方ばかりなので学校事務に学歴ってあまり関係ないんだなというのが個人的な意見です。

本音を言うと学校事務は地方公務員初級のため大学卒業してまで受けるような職種なのかなと思っていたりします。中にはとんでもない高学歴の人もいますが宝の持ち腐れ感がすごいあります(高学歴で学校事務職員の人ごめんなさい)

 

コメント

  1. おもち より:

    お忙しい中答えていただきありがとうございます。
    とても分かりやすくて参考になりました!

  2. ぽん より:

    ブログを拝見し、勉強させて頂いています。既に過去に同じテーマにお答えであれば すみませんがお聞きしたい事があります。

    公立学校事務職員のキャリアプラン(昇進、昇給など)について お聞きしたいです。
    (例えば昇進する人・しない人の違いがどの辺りから出始めるのか、また学校事務のそれぞれの役職が県庁のどの役職(号給)程度に当たるのか、事務職員はどの役職まで昇進できるのかなどです。)

    お忙しいところ恐れ入りますが、もし良ければお答え頂きたく思います

    • 学校事務職員 学校事務職員 より:

      ぽん 様
      コメントありがとうございます。
      キャリアプランとはまた難しいご質問…キャリアプランという難しい言葉は私があまり好きなフレーズではないのですがまた少しまとめて記事にしますので今しばらくお待ち下さい。

      • ぽん より:

        ご自身が好ましく思われていないテーマについての不躾な質問をしてしまい申し訳ありませんでした。

        当方は社会人1年目の大卒社会人です。都道府県採用の公立学校事務職員としての勤務を希望し勉強の最中です。

        先日は漠然とキャリアプランについての質問をしてしまったため、もし「具体的な例がないと考えにくい」ということでしたら「都道府県採用の大卒」という条件でご教示いただきたく思います。

        お仕事でご多用の中、質問についてのお答え頂きありがとうございます。
        今後もブログにて勉強させて頂きます!