学校の事務室で働く事務職員の仕事に興味を持ったとき、最初に気になるのがお金の話ではないでしょうか。
先生たちの給料や働き方はニュースなどで話題になることもありますが、学校事務職員の具体的な収入については、あまり知る機会がありませんよね。
新しくこの道を志す方や、これから採用を控えている方に向けて、現在の初任給がどのくらいになるのかを具体的にお伝えします。
学歴別で見る初任給のベースとなる金額
学校事務職員の給料は、基本的には一般の行政職公務員と同じように、採用されるときの学歴によってスタートの金額が決められています。
今回は一例として、愛知県の小中学校職員試験における最新の給与データを参考にしてみましょう。
愛知県の場合、基本となる給料のなかにあらかじめ地域手当が含まれた状態で初任給が公表されています。
それぞれの学歴ごとのベースとなる金額は以下の通りです。
これが毎月の基本となるお給料のスタートラインです。
これだけでも生活を始めるための基盤としては、しっかりとした金額が用意されていることが分かります。
手当を上乗せした実際の支給額シミュレーション
実際の給与明細には、先ほどのベースとなる金額に加えて、それぞれの生活環境に応じたさまざまな手当がプラスされて支給されます。
今回は、実家を出てアパートなどを借りて一人暮らしを始める方を想定して、具体的な支給額を計算してみましょう。
条件として、住居手当の最高額である2万8000円と、毎月の通勤手当を4500円として計算に含めてみます。
ベースの金額にこれらの手当を合わせると、最初の月から受け取る総支給額の目安は次のようになります。
ここから税金や社会保険料などが差し引かれるため、すべてが手元に残るわけではありませんが、新生活を安心してスタートさせるには十分な額ではないでしょうか。
気になるボーナスの仕組みと1年目の夏の注意点
毎月の給料と同じくらい大切なのが、6月と12月の年2回支給されるボーナス、いわゆる期末勤勉手当です。
現在の基準では、年間で合計4.65月分が支給されることになっています。
ただし、4月に採用されたばかりの1年目の方には、知っておくべき大切なルールがあります。それが期間率と呼ばれる仕組みです。
4月1日に働き始めてから6月のボーナス支給日までには、まだ2ヶ月ほどしか期間がありません。そのため、これまでに他の職場での勤務経験がない場合は、最初の6月に限って期末手当が30%、勤勉手当が30%の割合に減額されて計算されます。
計算式に当てはめて計算した、最初の6月のボーナス支給額(円未満切り捨て)の目安はこちらです。
最初の夏は少し控えめな金額になりますが、安心してください。
12月の冬のボーナスになれば、4月から半年以上しっかり働いた実績が反映されるため、期間率は100%の満額で計算されます。
冬のボーナス支給額の目安はこのようになります。
冬になると、まとまった嬉しい金額が支給されることが分かります。
2年目からは夏も冬も満額でもらえるようになるので、これからの生活設計も立てやすいですね。
まとめにかえて
今回ご紹介した各種手当の金額やボーナスの計算ルールは、都道府県や市町村といったそれぞれの自治体によって細かく異なる部分があります。
自分が勤務する地域の正確な情報を知りたい場合は、各自治体が発表している最新の規定や募集要項を必ず確認するようにしてください。
学校事務職員の給料は、景気の動向に左右されることなく、毎月決まった日にしっかりと支給されるため、生活の設計が非常に立てやすいという大きな強みがあります。
お金の面での不安が少ない分、目の前の仕事や新しい環境にしっかりと集中して取り組むことができます。
これから学校事務職員を目指す方は、ぜひ安心して最初の一歩を踏み出してみてください。

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